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Author：Soseki Natsume
Translator：Kingo Ochiai & Sanford Goldstein

日本の小説家、夏目漱石による短編小説集。タトル社版1985年刊行。

■『To the Spring Equinox and Beyond』(初版刊行年：1985年（英訳版）)
夏目漱石の短編小説を英語で集めた選集。表題作「春分の日」をはじめ、「At the Streetcar Stop（電車通りにて）」「A Rainy Day（雨の日）」「Matsumoto’s Account（松本の話）」など全6篇を収録している。『こころ』や『坊っちゃん』のような作品に比べて翻訳本が少ない本書は、現在では貴重な1冊となっている。

■夏目漱石(1867-1916)
明治時代の文豪、本名・夏目金之助。東京出身。東京帝国大学で英文学を学び、後に英国に留学。帰国後は英文学者として教鞭をとるが、1905年に発表した『吾輩は猫である』（1905年）の大ヒットを契機に作家へ転身した。彼の作品は、明治の急激な近代化と西洋化の波に揺れる日本人の心の葛藤を、鋭い観察とユーモア、そして哲学的な内省をもって描き出している。初期の作品にはユーモラスな作風が多いが、後期になるにつれ人間の内面に深く切り込む重厚な作風へと移行していく。代表作には、文明批評と個人の孤独が交錯する『草枕』（1906年）、社会への違和感を描いた『坊っちゃん』（1906年）、近代的自我を問い直す『それから』（1909年）、『門』（1910年）、そして絶筆となった『明暗』（未完、1916年）などがある。日本語の美しさと思想の深さをあわせ持ち、「言葉を通して生きるとは何か」を追い求めた漱石は、今なお国内外で読み継がれる存在である。

■Color(Spine)
Cover：‐
Main Body：Orange

■Size （the largest part）
Height ：21.0cm
Wide ：2.5cm
Depth ：13.0cm

■Others
Publisher：Tuttle Publishing、1985
Binding：Softcover
Language：English
Pages：331pp.
★エッジ汚れ有
★表紙汚れ有
★本文良好
★他経年並み

＜Contact Number：SJ597＞（Management Number ：250527）(Category：日本・文学)

【 EVALUATION：B⁺ 】
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