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AUTHOR：Walter de la Mare

幻想と夢想の詩人ウォルター・デ・ラ・メアによる、珠玉の短編12篇を収めた一冊。表紙および内部挿絵にはBoldによる優美な木版風デザインが添えられている。収録作はデ・ラ・メアらしい不思議な静けさと象徴性、そして時にシュールなユーモアが光る作品群。児童文学の枠にとどまらず、幻想文学・怪奇小説としても味わい深い内容となっている。1925年刊行。

■Walter de la Mare(1873–1956)
ウォルター・デ・ラ・メアは、1873年にロンドン南東部のチャールトンで生まれた英国の詩人・小説家。少年時代から夢想癖が強く、のちに詩や物語においても、現実と幻想、子どもの視点と大人の不安、そして死と永遠のイメージを繊細に織り交ぜる作風で知られるようになる。最初は英米石油会社で働きながら詩作を行い、1902年に詩集『Songs of Childhood』を「Walter Ramal」の名で出版。1908年には王室から文民年金を受け、文筆活動に専念することとなった。彼の詩には音楽的なリズムと夢幻的なイメージが漂い、代表作「The Listeners」（1912）は空虚と存在のあわいを描いた象徴的な名作として広く愛されている。また、児童向け詩集『Peacock Pie(孔雀のパイ)』（1913）は現代詩の金字塔として名高い。幻想味に満ちた短編小説にも優れ、『Seaton’s Aunt』や『All Hallows』では不穏で神秘的な雰囲気を巧みに描写し、のちの怪奇文学にも影響を与えた。1921年の小説『Memoirs of a Midget』ではジェイムズ・テイト・ブラック記念賞を受賞している。1947年には児童短編集『Collected Stories for Children』でカーネギー賞を受賞。晩年には王立文学協会よりOrder of Meritを授与され、英国文学界における不動の地位を築いた。1956年没。

original brown cloth with gilt title on spine, and gilt title and design on front cover, some illustrations in the text, very charming copy.

■COLOR(spine)
Cover：‐
Main body：Light brown

■SIZE （the largest part）
Height ：20.5cm
Wide ：3.5cm
Depth ：14.0cm
Weight : 0.6kg

■OTHERS
Publisher：Constable & Co. Ltd.London,1925
Binding：Hardcover
Language：English
Pages：378pp.

■CONDITION
Jacket : ‐
Body : 〇良好
Binding : △やや緩い
Edges : △少々ヤケ・汚れ有
Pages : △少々ヤケ有
Text : 〇良好
Others : ‐

＜Contact Number：SL846＞（Management Number：250726）(Category：幻想文学・短編集・児童文学)

【 EVALUATION： B 】
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