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AUTHOR： Alfred Tennyson　

ヴィクトリア朝詩人アルフレッド・テニスンによる物語詩『イーノック・アーデン』の挿絵入り版。愛と犠牲、孤独を描いたこの詩は1864年に初版が出され、以後大衆的な人気を博した。本書は1866年に刊行された豪華版で、アーサー・ヒューズによる繊細でロマンティックな挿絵が全編にわたり物語世界を彩っている。表紙には海と錨、魚のモチーフを金彩でちりばめ、詩の舞台である海辺の生活を象徴的に表現した美しい装丁が特徴。テニスンの詩世界と19世紀ブックデザインの魅力が一体となった、文学と芸術の調和を感じる逸品。

■ Alfred Tennyson(1809–1892)
アルフレッド・テニスンは19世紀ヴィクトリア朝を代表するイギリスの国民的詩人で、1850年から亡くなるまでの40年以上にわたり桂冠詩人（Poet Laureate）を務めた。叙情性に富んだ旋律的な詩風と、神話や伝承を題材にした幻想的な世界観で人気を博し、イギリス文学におけるロマン主義とヴィクトリア朝道徳との架け橋的存在となった。幼少期から詩才を発揮し、ケンブリッジ大学在学中には詩人仲間とともに「アポストル会」に属し、若き日のArthur Hallamとの友情が後の代表作『In Memoriam』(1950)を生むきっかけとなった。アーサー王伝説をもとにした『The Charge of the Light Brigade（軽騎兵旅団の突撃）』（1854）は長大な叙事詩であり、道徳的理想と騎士道的精神を描いたヴィクトリア朝文学の象徴的作品である。彼の詩句は今もなお、記憶に残る名フレーズとして多くの人々に愛され続けている。他代表作に、出世作である『Poems』(1842)、『Idylls of the King（国王牧歌）』（1859–1885）など。

■COLOR(spine)
Cover：‐
Main body：Maroon

■SIZE （the largest part）
Height ：22.5cm
Wide ：2.5cm
Depth ：18.0cm
Weight : 1.0kg

■OTHERS

original maroon cloth with gilt title and decoration on spine, and on covers, all edge gilt, 15 pages advertisement of books of Edward Moxon at the end, bottom of front cover partly rubbed, else generally still a good copy, scarce
Publisher：Edward Moxon & Co.（London）,1866
Binding：Hardcover
Language：English
Pages：81pp.

■CONDITION
Jacket : ‐
Body : ×スレ・イタミ・ヨゴレ目立ち有
Binding : ×ややイタミ有
Edges : △少々汚れ有
Pages : △シミ・ヤケ有
Text : 〇通読に支障なし
Others : ‐

＜Contact Number：SL842＞（Management Number：250722）(Category：英詩・物語詩・ヴィクトリア朝文学)

【 EVALUATION： B- 】
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