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AUTHOR：Lafcadio Hearn

ラフカディオ・ハーンによる随筆集『In Ghostly Japan』。「Furisodé（振袖）」「Incense（香）」「Footprints of the Buddha（仏足跡）」「Ingwa-Banashi（因果話）」など、日本の宗教・風習・説話にまつわる15の小品が収録されている。本書は1971年にTuttle社から復刊された英語版の第5刷（1985年）。

■『In Ghostly Japan』(初版刊行年： 1899年)
ハーンが、日本における幽霊譚や宗教観、俗信、そして東洋の精神性を深く掘り下げた随筆集。幽霊とともに生きる日本の文化、「地獄草紙」に見られる仏教的世界観、そして詩情を帯びた伝説の数々が描かれており、怪異をただの怖れではなく、美しさ・哀しみ・哲理をたたえたものとして見るハーンの独特の感性があふれている1冊となっている。

■Lafcadio Hearn(1850–1904)
ギリシャ・レフカダ島に生まれたラフカディオ・ハーンは、アイルランド人の父とギリシャ人の母を持ち、異文化のはざまで揺れる幼少期を過ごした。後に渡米し、新聞記者・翻訳家として活動、アメリカではニューオーリンズや西インド諸島を転々としながら文学を磨いていく。1890年、特派員として日本に渡航し、そのまま日本に魅せられ帰化。小泉八雲の名で知られるようになった。ハーンの筆致は、幻想と民俗の狭間で揺れ、どこか夢のように遠い。それでいて、そこには常に“他者を見つめる優しいまなざし”があった。日本の文化を、決して外からではなく、内なる視線で描いた稀有な作家として、今もなお愛されている。代表作に『怪談（1904年）』『知られぬ日本の面影（1894年）』『心（1896年）』など、日本人の「魂」の記録とも言える数々の作品を英語で著した。

■COLOR(spine)
Cover：‐
Main body：Multicolor

■SIZE （the largest part）
Height ：19.0cm
Wide ：2.0cm
Depth ：11.0cm

■OTHERS
Publisher：Charles E. Tuttle Company,1985
Binding：Softcover
Language：English
Pages：xii,241pp.

■CONDITION
Minor underlining in red pencil present throughout
Jacket : ‐
Body : ヤケ目立ち有
Binding : 経年並み
Edges : シミ・ヤケ有
Pages : シミ・ヤケやや目立ち有/全体的に少々赤鉛筆による線引き有(*一部画像参照)
Text : 通読に支障なし
Others : -

＜Contact Number：SJ683＞（Management Number ：250628）(Category：日本・文学・民俗学・怪談文学)

【 EVALUATION：C⁺ 】
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