※こちらの商品は実店舗と在庫を共有している【店舗販売優先商品】となります。在庫のご用意ができなかった場合はご注文をキャンセルさせていただきます。

AUTHOR：Alexis de Tocqueville
EDITOR：J.P. Mayer & Max Lerner
TRASLATOR : George Lawrence

アレクシ・ド・トクヴィルが19世紀前半に著したフランス語原典の『De la démocratie en Amérique』新英訳版。J.P. MayerとMax Lernerの解説と編集が加わった、学術的に優れた構成となっている。1966年刊行初版。

■Alexis de Tocqueville(1805–1859)
アレクシ・ド・トクヴィルは、1805年にフランス・パリで生まれた政治思想家・歴史家であり、近代民主主義の観察者として広く知られている。貴族階級の出身で、若くして法律を学び裁判官となったが、1831年に友人ギュスターヴ・ド・ボーモンとともに訪米し、その経験が彼の思想的転機となった。代表作『アメリカのデモクラシー（De la démocratie en Amérique）』（1835–1840）は、当時新興の民主主義国家アメリカを精緻に分析した名著で、自由・平等・市民社会・宗教の役割・多数派の暴力性といったテーマに鋭く切り込んでいる。民主主義の可能性と危険性の双方を見据えた洞察は、現代でもなお政治理論の古典として読み継がれている。1848年の二月革命後には短期間フランスの外相を務めたが、体制変化の波の中で政界を退き、晩年は歴史研究に注力。遺作『アンシャン・レジームと革命』（1856）は、フランス革命の原因と性質を分析し、近代国家の形成過程を鋭く描き出した重要作である。トクヴィルは、自由と平等の緊張関係を見つめ、制度と精神の相互作用を探った先見的な観察者として、リベラリズムの思想史において今もなお不可欠な存在である。

■『De la démocratie en Amérique』(初版刊行年：1835–1840年)
『アメリカのデモクラシー』は、トクヴィルが1831年の訪米経験をもとに著した、民主主義社会に関する最も鋭く深遠な考察のひとつである。第1巻は1835年、第2巻は1840年に刊行された。本書は、民主主義国家アメリカの政治制度、宗教、司法、教育、市民社会、家族、習慣などを幅広く観察しつつ、自由と平等の緊張関係、多数派の専制、個人主義の危うさ、地方自治の力といった問題を哲学的かつ現実的に論じている。単なるアメリカ研究の書ではなく、「民主主義とは何か」を問う普遍的な書物として、発表以来、多くの政治家・思想家・研究者に影響を与え続けてきた。現代においても、民主主義の本質を再考するうえで不可欠な古典的名著である。

■COLOR(spine)
Cover：Natural brown
Main body：Multicolor

■SIZE （the largest part）
Height ：24.0cm
Wide ：5.0cm
Depth ：16.5cm

■OTHERS
Publisher：Harper & Row,1966
Binding：Hardcover
Language：English
Pages：xciii, 802pp.

■CONDITION
Jacket : ヤケ・小さなヤブレなど数カ所有
Body : 良好
Binding : ややイタミ有
Edges : ヤケ有
Pages : 僅かにヤケ有
Text : 良好
Others : ‐

＜Contact Number：SFF105＞（Management Number：250617）(Category：政治思想・アメリカ研究・社会評論)

【 EVALUATION：B 】
※商品評価ついて
取扱商品は全て古書(second-hand)となります。コンディションと市場価値を併せて当店独自の基準で評価したものとなり、装丁の状態のみの評価ではありません。

★PLEASE NOTE★
※お取置きは商品の入荷2週間後から承ります。　
※商品は全て本物の洋古書です。商品画像と同じものを責任を持ってお客様の元へお届けいたします。
※商品の状態などは私どもの定めた基準に応じて特記すべき事項を記載しております。僅かな書き込みやキズ等、全ての状態を記載しているわけではありません。古書の性質を予めご理解いただけますと幸いです。
※商品画像は、できる限り実際の商品に近い状態となるよう慎重に撮影を行っておりますが、閲覧時のモニター設定など、ご利用環境によって本来の色彩と異なる場合がございます。
※ご購入後のご返品・交換対応はいかなる場合も行っておりません。

気になる点がございましたらお気軽にお問い合わせの上、お求めいただけますと幸いです。