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著者はイギリスの詩人、ロバート・ブラウニング（Robert Browning:1812-1889)。1860年6月にフィレンツェで入手した17世紀末イタリアの殺人事件の裁判記録を素材に、ブラウニングが得意とする「劇的独白」を用いて書き上げた壮大な物語詩。被害者ポンピリア、彼女を愛し救おうとしたカポンサッキ、加害者グイド、教皇インノケンティウス12世その他の裁判関係者、ローマ市民の代表などが登場する。10人の異なる証言で、さまざまな角度から事件に照明があてられる内容となっている。邦訳は指輪と本。因みにブラウニングは作家 夏目漱石も愛した詩人で、『三四郎』（1908年）の与次郎がセリフにもブラウニングの「騎馬像と胸像」"The Statue and the Bust"という詩から引用している。本書は1868年刊行、貴重な初版。豪華モロッコ装、揃4冊。

著者：ROBERT BROWNING

■色 (背表紙)
グリーン

■一番大きい値のサイズ
高さ：17.0cm
横幅：10.0cm
奥行：11.5cm

■その他特記事項
出版：Smith, Elder, 1868-69.
装丁：背角モロッコ装丁・天金仕様
言語：英語
★所々シミあるものの刊行年を考えると非常に良好

＜お問い合わせ番号：RL049＞（管理番号：240309）

【 EVALUATION： A⁻ 】
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